心に触れる心理療法

 自律神経失調症では不眠や食欲不振、イライラなどの精神的な症状も少なくありません。
こういったケースでは精神的な原因が隠されていることも多く、心理療法によってこの心理的な問題を解決し、社会的な適応を促してストレスへの耐性を強くするのが必要となります。
もっとも一般的に行われる心理療法は医師による面接です。ストレスの原因を調べるために、症状や精神的な悩み、生活習慣や仕事、人間関係などを聞いたりします。
こういったカウンセリングは回数よりも、自分の抱える問題点や状態を把握することが大切になります。
一番の目的はこの「気づき」だといってもいでしょう。

 アメリカの精神科医によって開発された交流分析という心理療法があります。
基本的には「人格の構造分析」「交流パターン分析」「ゲーム分析」「脚本分析」などの四つの方法があります。
これらの分析方法は社会や親から受けた禁止事項、相手を不快にさせてしまう原因などに気づかせて自分を好ましい方向へ導く手助けとなるものなのです。

 緊張するとトイレに行きたくなることは多いですが、緊張がそのままトイレに直結すると問題になります。
こういった行動パターンを改善するのが行動療法と呼ばれるものです。
行動療法の種類には「オペラント条件付け技法」という行動パターンを変更するものや、「系統的脱感作法」という行動する刺激に慣れさせて耐性をあげる方法などがあります。
ほかにも病気の後ろにある家族関係のゆがみなどを探って、治療する家族療法などもあります。

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