環境の変化が原因の場合

 自律神経の大敵であるストレスに弱いということは、身体の内外の環境変化への適応が不十分であるとも言えます。
社会の国際化やOA化、高齢化、また核家族や少子化など社会環境はどんどん変化しつづけています。
そういった環境についていけない場合に人はストレスを抱え込むようになります。
自律神経失調症はそういった社会が生み出した現代病とも言えるでしょう。

 現代社会は多くのストレスを生み出しますが、問題はそれだけではありません。
交通の発達や空調の完備などによって、人は自らが動いて身体を鍛えることが少なくなって環境への適応能力が低下しています。
また、精神面でも心のコントロールが出来ない人が増え、人付き合いが苦手だったり、イジメなどの社会問題にもつながっています。
自律神経失調症にかかる人が増えているのは、こうした環境に適応する能力が奪われていることも原因でしょう。

 適応できないのは必ずしも不適応ということだけでなく、もう一つ、過剰に適応する場合も含まれます。
これはどういう事かと言うと、本来であれば適応できないような状況になんとしても頑張ってしまおうと無理をしてしまう場合です。
こうしたケースでは徐々に精神的な負担が増し、自分を追いつめてダウンしてしまうことが多いようです。
自律神経のバランスもすっかり乱れてしまい、様々な症状となって出てくることが少なくありません。
バリバリの仕事人間だった人が突然ダウンしてしまうのも、こうしたことが原因によるようです。

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